お清め

お清めとは火葬場から帰って来たら、死の穢れを家の中に持ち込まないように、その人の体を水と塩を使って清める風習のことを言います。
家で留守番をしていた人は玄関先に塩とお水を用意してまっていて、火葬場から帰って来た人が家に入る前に両手に水をかけて、肩や腕、足元などに塩をふりかけます。大相撲で取組前の力士が力水をつけて、塩を撒くのも同じ清めの儀式です。
しかし最近では塩は香典返しに入っていたり、会場の出口に塩が置いてあったりします。
また死を穢れたものという見方をせずに清めそのものをしないケースも多くあります。
浄土真宗ではもともと死を穢れと見ていないので清めはしません。キリスト教では清めという概念すらありません。

後飾り祭壇に火葬場から持って帰ってきた遺骨、位牌、遺影を安置します。この前に留守番をしていた人は手を合わせます。これは四十九日まで飾ります。
後飾り祭壇に遺骨を安置した後、同行してきた僧侶に還骨法要のお経をあげてもらいます。最近ではこの還骨法要に続けて初七日の法要を繰り上げて営むのが一般的になっています。その後に参列者が焼香します。北海道では初七日の法要だけではなく、四十九日、百か日法要もあわせて営む「くりあげ法要」が営まれることもあります。

余談ですが、今から約5万年のネアンデルタール人も死者に花を捧げていたという説があります。これはネアンデルタール人の共同墓地が発見されて、遺体の周りに多くの花粉が見つかったことから推測されています。実際の所はわかりませんが、人は死者を埋葬し、とむらう唯一の動物とされています。

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